東京都産業労働局では、平成23年度の「企業における男女雇用管理に関する調査」を実施し、その結果を発表した。調査は都内全域(島しょを除く)の従業員規模30人以上の事業所2,500社とその従業員を対象とし、855の事業所とその従業員1,486人(内訳:男性713人・女性769人)から回答が得られた。

その結果によると、育児休業の取得を希望する従業員は男性が52.5%、女性が90.4%であったものの、男性の育児休業取得率はわずか1.8%であったことがわかった。ただ、過去の推移をみると、平成16年度:0.23%、平成20年度:1.49%と、ほんのわずかではあるが上昇傾向となっている。

また、そもそも事業所において、育児休業取得者が復帰する上でのサポート体制を「特に実施していない」事業所が59.3%にのぼることもわかった。

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