ウォルト・ディズニーの営業ディレクターだった一人のパパが脱サラし、この春、長年の夢だった育児支援企業Kiipa(キーパ)を立ち上げた。従来のベビーシッターサービスに外国語教育や受験指導などの教育プログラムを融合した「教育シッター」事業を手掛ける堀川英之社長(41)に、起業にかけた思いを聞いた。


原点は、高校時代に一年間留学したデンマークでの経験だ。男女共同参画先進国といわれる北欧では、子どものいる家庭でも両親が共に働き、家事や育児を平等に分担するのが当たり前。ホームステイ先でも、ホストマザーがのびのびと仕事をし、子どもたちが自立している姿を目の当たりにして、理想の家族像を見た思いがしたという。続きを読む